FRP製パネルタンクは水の出入りがあることで、常に水圧の負荷により膨張・収縮を繰り返しています。 その時にFRPのパネル接合部は、わずかですが、水圧の上下により微妙に変動が生じ、 この動きが繰り返すことになります。
FRP製パネルタンクは、止水のためにこの動きに追従できる弾力のあるパッキンを パネル接合部に挟み込んでいます。 しかし、設置後、年数を経る事でこのパッキンの弾力がなくなり、パネル接合部から漏水が発生します。
FRPパネル接合部からの漏水を放置すると、水道料金を無駄にするばかりでなく、 補強部材やタンク架台の腐食等が誘発され、より重大な事故(水槽の破裂)の誘因となります。
PTSサプライマー(FRPノンサンディング・プライマー)を使用
FRPパネル接合部より漏水している場合に、底・側面のパネル接合部の全てを内部からハンドレイアップ工法により、ガラスマット3枚積層による接合部FRP樹脂ライニング工事を施します。
これにより、パネル接合部をライニングすることでタンク内部が一体になるので、完全防水となり、水槽強度も大幅にアップします。